制作実績
黒毛和牛 但馬牛の繁殖農家「田中畜産」様の公式サイトをリニューアルしました。
「牛飼いの世界を、田中畜産のフィルターを通して擬似体験できる」をコンセプトに定め、コンセプトに込められた想いを表現するサイトを設計しました。
代表 田中一馬様と奥様は、SNSを駆使して牛飼いの日常を発信しています。SNSは古い投稿が新しい投稿に押し流されるため、ファンでも見逃してしまうことは珍しくありません。その点、自社サイトであれば留めることはもちろん、振り返りやすくなる工夫まで自由に施すことができます。
制作会社としてお客様の発信活動を拝見して勿体ないと思うことがあります。それは、サイトを使う方々が欲している情報がSNSの中に集中してしまうところです。利用者に伝えた方がいい情報は、サイトに載っていた方がよいのです。
そこで当サイトでは、TwitterとYouTubeの投稿を自動で取り込み、Webサイトのコンテンツとして再活用しています。SNS投稿を重ねることによって、サイトの更新もできる仕組みです。
そうした日々の投稿すべてが畜産を目指す若者にとって貴重な情報源になり、当サイトは唯一無二の牛飼いデーターベースサイトになっています。
サイトを開いた時の一番最初に見える領域を“ファーストビュー”といいます。ページを開いた瞬間、目に映った印象でサイトに興味を持ってもらえるか・離脱するかが決まってしまうのでファーストビューは大切です。そのため、当サイトに限らずの世の中のサイトは、HOMEページのファーストビューにサイトの顔となるビジュアルが置かれます。そしてそれを“ヒーローヘッダー”と呼びます。
デザイン作成にあたり、サイトのコンセプトにある“擬似体験”を表現しようと思い、田中夫妻が画面から飛び出すビジュアルを考えました。背景写真のスライドは田中畜産の事業を写真を使ってストーリーを表現しています。さらにパソコンでもスマホでも表現が変わらないレスポンシブデザインに拘りました。
田中畜産の「放牧敬産牛肉」はグラスフェッドで仕上げた経産牛のお肉です。お肉の説明、牛の情報や販売までの過程が振り返られるページを作成しました。
さらに販売の情報だけではなく、牛肉を美味しく食べるコンテンツ、お肉の取説ページ、お肉の部位説明ページを設置しました。
放牧敬産牛肉のページは牛毎に作成。田中夫妻の販売する牛に関連したツイートとブログ記事および購入者様のツイートが自動的に並びます。購入者様の購入報告やお料理報告のツイートが並ぶのは圧巻です。ページ作成作業は田中様の負担にならないように考えて作りました。
タナチクグラムはその名前やフォントから見てわかる通り、インスタグラムを意識しています。当時、インスタグラムは流行りつつある頃でした。インスタをお手本にすることでページの使い方をわかりやすくすることが狙いです。
掲載される投稿は、田中夫妻のTwitterからあらかじめ決めたハッシュタグが付いたツイートであり、定期的に自動収集されWordPressに保存されます。
投稿はWordPressの投稿なので、カテゴリー分けやTwitterではできない修正が可能です。
カウチューブは田中畜産のYouTube動画をまとめたページです。動画をサイトに貼り付けるだけは勿体ないと考えて作成しました。
動画を見るならYouTubeのチャンネルを開けばいいのでは？と思うかもしれませんが、安易な誘導はサイトからの離脱を自ら勧めていることになると考えています。
登録された動画はWordPressの記事でブログと同じ編集が可能。後付けの情報提供、キーワード検索への貢献ができます。
動画とテキストを組み合わせて整える、手間を掛けるほど優れたコンテンツになる可能性があります。
ロゴは企業やサービスのコンセプトや特徴を視覚的に伝えるために重要な要素です。制作のご依頼がない場合、お客様ご提供の物を使用するか、標準書体を使った物になります。
今回は、標準書体そのままではサイトのデザインに負けると感じ、オリジナルロゴを作成しました。
書体は視認性と力強さをイメージし、ゴシック体をベースにレタリング。野暮ったくならない太さに調整し、角を丸く、堅くなりすぎず面白さやゆるさを加味。仕上げに斜度を与え、田中畜産のチャレンジ精神を表現。その結果、太めのゴシックらしい王道感や安定感、そしてかわいらしさまでも持つステキなロゴになったと自負しています。
当サイトには田中ご夫妻の個人ブログと、お肉販売などをお知らせするニュースブログがあります。
その中の個人ブログのヘッダー画像作成にあたり、ご本人らしさ、人柄が感じられるデザインを作りました。スマホの時は正方形のパターンを作成しました。
ブログのワンポイントとしてご夫妻の似顔絵アイコンを作成しました。少ないストロークで如何に似せるか苦労しました。
似ている！と思ってもらえたらうれしいです。
あと、なかなか気付きにくいところですが、スマホのホーム画面のタッチアイコンにも使われています。
